世の中には、ありとあらゆる資格があふれています。
ですが、資格を取得したからと言って
年収○○倍アップとか
TOEICで高得点を取ったからといって
収入が増えるわけではありません。
そもそも、資格を取ったとか英会話ができるようになったくらいで年収が上がるわけがありません。
会社によっては多少の手当てが付くところもあるかもしれませんが、年収で考えたら資格手当なんて誤差の範囲でしょう。
数時間の残業代と変わりがありません。
■順番が逆になっている
何も資格取得やスキルアップが必要ないと言っているわけではなく
資格取得 → 年収アップ
この図式がおかしいんです。
自分のビジネスに必要であるからスキルを身に付けるのであって
スキルが上がったからと言って、自動的に年収が増えるわけではありません。
ビジネスを成功させるという目標 → 目標達成ためのスキルアップ
→ 結果として収入アップ
この順番はすごく大事です。
例えば
野球が上手くなりたいから筋トレをするのであって
筋トレをしたからといって野球が上手くなるわけではありません。
これと同じことです。
資格を取得する事が目的になってはいけません。
資格は目的達成のためのひとつの手段にすぎないんですから。
たとえ超難関の国家資格を取得しても、あくまでもその業務を行える権利を得ただけであって、事業を開業し、集客をし、営業活動のスキルが無ければ1円にもなりません。
■資格取得が単なる自己満足なら今すぐ止めましょう
陥りがちな罠として、試験勉強を頑張る事で充実感を得たり、自分磨きと称して自己満足になってしまう事があります。
これは人生の無駄遣いですので、今すぐに止めましょう。
かく言う私も過去にいくつかの資格を取得するために、試験勉強をたくさんやってきました。
その時にやっていたのが下記の時間管理方法です。
結果的にはこれら方法を活用し、目標達成のために副業を行い会社を辞めて独立できたのですから良かったのですが……
これを読んで頂いているあなたには
そんな無駄な時間は使って欲しくありません。
私の失敗を反面教師として利用して頂ければと思います。
■手に職を付ければ一生安泰?
この資格を持っていれば一生食っていけるとか、この職業であれば一生安泰なんて事はありえません。
AIはものすごいスピードで進化してきていますし、手に入れたスキルが一生モノであると考えるのは止めましょう。
50代の方であれば定年退職するまで逃げ切れるかもしれませんが、20代、30代の方は、今やっている仕事が定年まで続くとは思わない方が良いでしょう。
会社寿命 < 人の就業期間(約40年)
となっているのが現状ですから、終身雇用なんてのは崩壊していますし、運良く長寿命の企業に就職したのでない限り転職は避けられないでしょう。
会社自体は無くならないかもしれませんが、30年もすれば業務内容は別物になっているかと思います。
私が子供の頃は、よく両親から
「手に職があればどこでも生きていける」
などと言われたりしていましたが、その「職」は、今後数十年の間、生活を支えるだけの収入をもたらしてくれるのでしょうか?
AIなどによる自動化はされないのでしょうか?
今一度考えてみる必要があると思います。
まさかそんな事はないのでは?
と思うかもしれませんが、最新の機器が数年後には陳腐化するように、人間が手に入れたスキルも同じように陳腐化していきます。
そしてこのスピードがどんどん加速してきているというのが現実です。
同じ会社にずっと勤めていると外部の変化に気付きにくいですが、確実に変化してきています。
約30年前……
1990年くらいまでは駅の改札で人が切符をハサミで切っていました。
朝のラッシュ時などで人の流れを止めずにスムーズに切符を切るには、非常に高い技術が必要だったと思います。
しかし、ICカードをタッチしているだけの現代人であれば、なんて非効率的な事をしていたんだと思うでしょう。
でもこれは今から30年後の人から見れば、現在も同じことです。
人間がお店で商品のバーコードを読み取らせている。
人間が通訳をしている。
人間が自動車を運転している。
別にこれだけではなく、事務処理などは自動化しやすいですし、世の中にある他の仕事もどんどん自動化されていくでしょう。
■今の延長線上に年収アップは無い
会社でも勤務年数が増えたり、出世したりすれば多少は年収が上がるかと思いますが、何倍にもなる事はあまりありません。
新卒で入社してから部長クラスになって、ようやく2~3倍でしょうか。
ずっと会社が存続し、さらに順調に出世したら……の話ですが。
ハッキリ言って、年収を何倍にも増やす方法は、会社員の延長線上には無いと考えた方が良いです。
給料の額や昇進、昇格などを決定するのが他人である以上、自分の努力ではどうにもなりません。
会社で仕事を頑張ったからといって給料が上がるわけではないんです。
完全歩合制で、営業成績によって給料が決まる場合であったとしても、そういった環境あれば早く独立して、すべて自分の取り分としてやった方がはるかに良いです。
そして、給料を2倍にするには2倍働かなければならないと考えてはいけません。根本的な考え方が違っています。
■資格より資金
長い時間をかけて、自分にとって必要のない資格を取るくらいなら副業をして独立するための資金を貯めましょう。
独立をするためには、まず資金が必要です。
銀行などから融資を受けて始める方法もありますが、その場合は会社を辞めて人生をかけて取り組むというリスクがあります。
ですので、副業で資金を貯め、生活費を確保したうえで規模を拡大し、軌道に乗ったら独立するという方法で行けば何も恐れる必要はありません。
うまくいかなかったら、元の生活に戻れるわけですから。
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