わずかな貯金では、心に余裕がないために良いアイデアが思い浮かびません。
今すぐに収入が途絶えた場合、すぐに貯蓄が底をついてしまうのでは
新しい就職口を探すまでの蓄えにしかならないでしょう。
追い詰められた方が力を発揮する場合もありますが、金銭的な場合は当てはまらない事が多いです。
貧すれば鈍するという言葉があるように、来月の支払いの事を気にしていたら良いアイデアなんて思いつかないですし、目先の事や明日の生活の事だけで頭がいっぱいになってしまいます。
どう考えても良くないはずなのに多重債務をかかえてしまったりするのは、まさに典型例と言えます。
そして自由を手に入れるためには、すぐにお金にならないような事もする必要があります。
それができるのも、貯蓄があってこそです。
■まずは半年分の生活費を貯金する
例えば、毎月20万円で生活しているのであれば、年間240万円。貯金が120万円あれば、半年は収入がなくても生活できるという事になります。月に17万円で生活できるのであれば、半年で102万円。
この貯蓄が、新しいアイデアを生む余裕につながります。
できれば1年分くらい貯めたいところですが、分かりやすい目標として
100万円
に設定しましょう。
会社の給料だけで100万円貯めるというのは、毎月5万円ずつ貯金していっても1年で60万円。1年と8か月で100万円です。
ボーナスを組み入れればもっと早く貯められますが、それに副業を追加する事でさらなる時間短縮を目指しましょう。
■ただ貯金しているだけではダメ
幼いころから貯金の大切さは色々な人が教えてくれても、お金の使い方を教えてくれる人はあまりいなかったのではないでしょうか?
私も両親から言われていたのは「貯金をしろ」という事と、「無駄使いはするな」という事くらいでした。
貯金していても、わずかな利息はATMの手数料で吹き飛びますし、ただ貯金しているだけではお金が活かされてないんですね。
お金を活かすには、投資を行うのが一番です。
これには、株式や不動産などのものもありますが
最強なのは自己投資です。
自分の能力さえ高く維持し続けていれば、どんな状況でも自分の力で生きていく事ができます。
そして自分自身が身に付けた知識は、失う事がありません。
■自己投資って具体的には何?
学校を卒業してしまうと、極端に学ぶ機会が少なくなってしまう人が多いです。
会社員になってからは周りを見渡しても、ほとんど本を読んでいる人はいませんでした。読んでいたとしても通勤電車で娯楽小説を読む程度。
自由な生き方をしていくためには常に学び続けていく必要があります。読書やセミナー、講演など。これには可能な限りお金を投資していきたいですね。
その中でも一番良いのは、読書です。一冊の中にあれだけの情報が詰め込まれていると考えれば格安じゃないですか?
あとは、紙の書籍も良いですが
ながら聴きのできるオーディオブックや
スマホで持ち運べる電子書籍もおすすめです。
読書は筋トレのようなもので、1冊2冊読んだところですぐに効いてくるものではありませんが、数百冊も読んでいけば今とは見違えるような思考力が身に付きます。
ただ、自己投資が大事だと言っても、これに貯金を全部を使ってしまうと先に言ったように余裕がなくなってしまい、良いアイディアが生まれなくなってしまうので、自分にとって心に余裕の生まれる貯金は残しておく必要があります。
なので、とりあえず半年分の生活費をセーフティーネットとして貯めましょう。
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