会社を退職し、独立してからは
会社員時代の同僚と会う事はありませんでした。
そもそも、会社員時代は副業が忙しく時間を無駄にしたくなかったので
会社の人達とはプライベートで会ったりする事もまずありませんでしたので
交流もほとんどありませんでした。
どうしても考え方が違いますので
話していてもつまらないでしょうからね。
そんな時、偶然元同僚(以下A氏)に会いました。
比較的仲良くしていた人だったのですが
特に話す事もないので簡単な挨拶だけして終わるとか思たのですが
私が会社を辞めたのを見て、自分も会社を辞めたいという事でしたので
少し話をすることになりました。
■実はコッソリ副業をしていた元同僚
私は会社を辞める前も辞めた後も副業をしている事を
会社の人には誰にも言っていませんでした。
この時初めて話したのですが
A氏も以前から副業には興味があり、いくつか試してみたものの
結局途中で挫折してしまったとの事でした。
そんな事は一緒に仕事をしている時には全く話さなかったのですが
実は密かにやっていたようです。
まぁ、私も会社の人には誰にも言っていなかったので
実は結構隠れてやっている人はいるのかもしれませんね。
土日に引っ越し屋でアルバイトをしたり、
パソコンでデータ入力の仕事をやったりしていたそうです。
多少、生活の足しにはできたそうですが
特に次へとつながる事はなかったようです。
一言に副業と言っても「良い副業」と「悪い副業」があります。
A氏には、独立するためには時間を切り売りする仕事ではなく
将来へとつながる「良い副業」をする事を勧めました。
■会社を辞める時の話
私が勤めていた会社は、離職率がやたら低く
定年退職する人はいましたが、途中で辞める人はあまりいなかったため
退職の際の詳しい情報がほとんどありませんでした。
退職金の事やボーナス、残った有休の事など
そのあたりの事を知りたかったようなので
私の場合はどうだったかなどを話しました。
退職金の仕組みとかって、定年退職するのでもなければ
普段は会社にあまり聞けない話ですからね。
そんな事を聞いたら目を付けられますし。w
あとは会社を辞めるタイミングですね。
何日前に誰に伝えたのかとか。
■自分も独立したいと言われたが
私が会社を辞めて独立し、そのあとズッコケていたら
こんな相談は受けなかったでしょうが
現状を話したところ、独立する事に興味が湧いてきたようでした。
満員電車に年間何百時間も乗らなくていい事や
誰にも指図されないで、自分の思ったように仕事をしているあたりが
特に興味を持ったようでした。
ちなみにA氏は、通勤に片道1時間30分かかっているようなので
毎日3時間は移動のためだけに使っています。
1週間で平日5日間とすると15時間。
1年は52週なので、ざっと年間780時間も移動だけしています。
780時間 = 32.5日
1年のうち、丸々1か月は移動だけしているんです。
冷静になって考えてみましょう……
1年が11か月しかないんですよ!
絶対おかしいですって!w
■最優先すべきは時間を創る事
会社を抜け出して独立したいのであれば
とにかく時間を創り出すことが最優先であると伝えました。
A氏は、比較的なんでも仕事を受けてしまうタイプで
人に仕事を振るのがあまり上手くなく
私から言わせれば雑用みたいな事も簡単に引き受けていました。
マメで真面目な性格なのですが、八方美人的なところがあり
かなり損をしていると感じていましたので
その事も正直に伝えました。
■その後……
以前に勤めていた会社の同僚には
二度と会う事もないだろうと思っていましたが
A氏にたまたま会い、会社を辞めて独立したいという話をした事で
私にも刺激になりました。
おそらく、ガチガチの会社人間であれば話してもつまらなかったと思いますが
独立したいという人であれば、話していて楽しいです。
なんだか過去の悩んでいる時代の自分を見ているようで
応援したくなりました。
それからA氏にはしばらく会っていませんので
どうなったかはわかりません。
もしまた次に、たまたま会った時にA氏が独立していたら嬉しいですね。
今さらですが
会社を辞めた日が人生で最高の決断だった事や
どのタイミングで辞める決心をしたかなどを思い出し
より一層やる気が湧いてきた一日でした。
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