ネットの色々なところから集めてきたバラバラの写真を使っている出品者よりも
同じ背景で大きさなどが揃えられた統一感のある写真を沢山掲載している出品者の方が信頼されます。
丁寧に撮影している人であれば、商品自体も丁寧に扱っているように思われますし
梱包もキチンとしてくれるイメージがあります。
それによって、全体の落札率や落札額が上がり利益アップにつながります。
今回の写真撮影のコツ(パート2)では、実際の撮影方法について説明していきたいと思います。
■ゆがみのない写真を撮る
小さな商品を近くで撮影すると、右側の写真のようにどうしても歪んでしまいます。
これは、写真の外側に行けば行くほど歪みが出てしまい、本来の商品の形が変形して写ってしまうからです。
詳しい事が知りたい方は「広角レンズ ゆがみ」などで検索して調べてみてください。
平面的な商品であれば、あまりに気ならないのですが
写真のペットボトルのような被写体だと結構気になります。
左のようなゆがみの少ない写真を撮るには、被写体から離れて中央部分だけをカメラのズーム機能で拡大して撮影すれば、ゆがみの少ない写真が撮れます。
右の写真は、近くで画面いっぱいに被写体を写し、
左の写真は、遠くからズームで撮っています。
ただし、拡大すると手ブレしやすくなるので三脚を使う必要があります。
ちなみに私が使っている三脚は2,000円くらいのおもちゃみたいな安い物ですが十分使えます。
ズームをすると、解像度の低いカメラだと画像が荒くなってしまいますが
最近のカメラであれば、高画質モードで撮影すれば
パソコンやスマホの画面で見る分にはほとんど気になりません。
■バックペーパーとライトを使って撮影
商品撮影は室内で撮影する事がほとんどですので、どうしても薄暗くなりがちです。
できれば照明用のライトがあれば良いんですが、なければ日中に窓際の明るい所で撮影するかデスク用の照明なども代用できます。
コツは、カメラのフラッシュを使わずに撮影する事です。
フラッシュを使うと、右の写真のように影が出てしまいます。
それと、被写体全体が暗い場合は手ブレしやすいので、やはり三脚があると便利です。無ければ、ちょうど良い高さの箱などで代用する方法もありますが、微調整ができないので安い物で良いので用意した方が良いと思います。三脚はカメラ用だけでなくスマートフォン用の物も売っています。
今回の写真は、下のようにバックペーパーを壁から床にたるませて背景にしています。
こうする事で、壁と床の境目が見えなくなり、商品だけが撮影できるので商品の見栄えが良くなります。
ちなみに右側には、ライトを設置し、左側にはレフ板代わりの白いボードを立てています。
ライトの強い光を直接当ててしまうと、かなりキツくなってしまいますので
私はトレーシングペーパーをライトの前に置いて、光を柔らかく拡散しています。
薄い布などでも大丈夫です。
ちなみに、ライトを使わないとのっぺりした写真になってしまいます。
特に光沢のある商品は、ライトを当てた方が立体感が生まれます。
同じ条件でライトを消して撮影したものと比べると違いが分かります。
右側が照明なしの写真です。
また、被写体によってバックペーパーを使い分けた方が良いです。
今回のペットボトルは黒がメインなので、背景も黒だと商品が引き立ちません。
バックペーパーはグラデーションの付いたものや色々なカラーのものがありますが、使う機会が限られてきますので白と黒があれば十分です。
まぁ、用意できなければ何もない部屋の壁などを背景にしても問題ありません。
いずれにしても、出品している商品すべての背景を統一しておく事で、実際に手元にある事がアピールでき安心感につながります。
バックペーパーは写真用のものもありますが、サイズの大きいものは結構高いので私は大きめの画材店でB1サイズの厚めの紙を購入しました。
トレーシングペーパーやレフ版代わりのボードも同様に売っています。
ちなみに、バックペーパーは模造紙のように薄すぎるとシワになって影が写ってしまいますので注意が必要です。
■背景に小物などを使う
あまり凝り過ぎてしまうと、ヤオフクでは逆に敬遠されてしまう場合があるのでオススメはしませんが
アパレル関係の場合は、ちょっとした小物を置いた方が見栄えがします。
Tシャツがペタンと置いてあるだけでは、少し寂しい感じがします。
ボトムスやベルトなどをコーディネイトした写真にすると、すごく良く見えますので
このあたりは、実際にヤフオクに出品されているショップを参考にしてみてください。
衣料品を専門にやるのならば、マネキンに着せたりした方が商品のイメージが伝えやすいです。
デパートとかに飾ってあるマネキンを家に置くのはかなり気合いが必要ですが、空気を入れて膨らませるお手軽タイプの物も売っています。
■こだわり過ぎない
ちょっとしたコツで、写真の見栄えが良くなるのですが、こだわり過ぎるとキリがありません。
プロの写真家を目指すのであれば別ですが、ここでは副業としてヤオフクに出品するのが目的です。
本格的に物販を始めるのであれば、メーカー写真を使うとかプロのカメラマンに依頼する事になりますので
あくまでもお手軽に、他の出品者より少し目立てればOKとしましょう。
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